2017年7月28日

60代の建て替え術!リフォームポイントをご紹介!

60代になって、住んでいるお家も古くなり、先が不安になる・・・
なんて事もあるかと思います。

でもこの先の生活を考えたリフォームが分からない!という方のために、
段差のない広々空間と上りやすい階段をテーマとしたS様邸の建て替えポイントをご紹介!

お住まいデータ
家族構成/60代前半のご夫婦・Sさん
敷地面積/200㎡(60坪)
建築面積/135㎡(40坪)
工法/木造軸組

ポイント1 健康重視で自然素材を使用

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リビング、キッチン、和室がひとつながりになった広々とした空間。
健康のことを考えて、床は無垢の杉、壁は全て漆喰で仕上げている。
杉をチョイスしたのは、素足の心地よさを感じられる足触りを重視して、床の塗装も無添加の米ぬかを使用した。
新築特有の匂いも全くせず、健康に快適な住空間となった。

ポイント2 のぼりやすい階段の傾斜

reform_column_point02「階段で大事なのは高さよりも、むしろのぼりやすい傾斜なんです」と瀬尾さん。
S氏邸では、きちんとした構造計算のもとに一つの階段が高さ18cm、奥行きは30cmとなっている。
階段を使うのが億劫になり、2階をほとんど使わなくなってしまうということにならないためにも、のぼりやすさは重要だ。
また階段を使うことで、日々のトレーニングになれば一石二鳥。

ポイント3 玄関の高さは低く

reform_column_point03一般的な住宅の玄関の高さは、30~40cmと意外と高い。
S氏邸の玄関は、足腰が弱くなった時のことを考慮して8cmの高さとした。
「もっと低くすることもできますが、一戸建ての場合、外から砂や土が住まいに入りますので、それを防ぐためにもある程度の高さが必要です」と瀬尾さん。

ポイント4 1階、2階とも段差のないバリアフリー

reform_column_point04リビングからキッチン、洗面所、風呂に至るまで、段差のないバリアフリー。
対面式キッチンは奥様の要望。
リビングとの出入りがしやすいよう、人が移動する空間は広めの設計になっている。

ポイント5 いつでも手すりが取り付けられる壁

reform_column_point05S氏邸では厚さ9mm程度の下地の板が、トイレや洗面を始めとする、将来手すりがつくと考えられる範囲にあらかじめ入れられており、手すりが必要になった時にすぐに付けられるようになっている。
「バリアフリーのトイレと言えば手すり付きを思い浮かべると思います。
しかし、設計上容易だからといって右側に手すりを付けても、右半身不随になってしまうかもしれません。
風呂、洗面所などの狭いところは、いざという時までそのままにしておいた方が融通がききます。」

ポイント6 お父様との同居を想定した和室

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88歳になるSさんのお父様は現在ひとり暮らし。
いずれ介護が必要になり、同居するかもしれないということを考慮して、広めの畳で8畳の和室を作った。
1階の空間の中でもっとも日当りがよく、気持ちいい場所。大きな広縁も付いている。

Sさんよりメッセージ

将来、父と同居することを考えて、安全な住まいに建て替えました。
手すりを後から付けられるという設計士さんの提案がとても気に入っています。
今は手すりがいらない箇所もあるので邪魔にならなくていいですね。
自然素材を使用して、風通しも良く設計してあるので、家の中の空気もきれいで安心して暮らせそうです。
家庭菜園のために、庭の土も入れ替えてもらいました。
どんな野菜を育てようかと夫婦で楽しみにしています。

最後に

いかがでしたでしょうか?
やはり今後生活していく上で暮らしやすく、身体に負担の少ないお家が良いですね。
60代を超えてご両親の介護をしなければいけない!という状況も踏まえ、
ご自身のライフスタイルに合わせて住みよい家にリフォームしましょう。