いよいよ迫ってきた確定申告。
今の時期は皆さま追い上げに差し掛かっているところでしょうか?
土地の購入でも確定申告は必要です。
では、詳しくご紹介していきましょう。
確定申告のために必要な書類
- 確定申告書の用紙(申告書B・申告書第三表(分離課税用))
- 譲渡所得の内訳書(確定申告書付表兼計算明細書)【土地・建物用】
- 住民票の除票(売却後2ヶ月経過後発行されたもの)
こちらは『住民票の除票』は売却資産の所在地の市役所等で貰えます。
それ以外は税務署で貰う事が可能です。
万が一『譲渡所得の内訳書』を紛失してしまった場合は『居住用財産の譲渡損失の金額の明細書』『特定居住用財産の譲渡損失の金額の明細書』が必要になります。
また、所得時と売却時で必要書類が変わってきますので、こちらもしっかりと確認しましょう。
▼ 所得時の必要書類
- 売買契約書・建築請負契約書コピー
- 仲介手数料の領収証のコピー
- 登記費用その他取得のときの費用の領収証のコピー
こちらは全て手持ちのもので問題ありません。
▼ 売却時の必要書類
- 売買契約書及び領収証のコピー
- 仲介手数料の領収証のコピー
- 測量費・登記費用その他売却の時の費用の領収証のコピー
- 売却後の土地・建物の全部事項証明書
『売却後の土地・建物の全部事項証明書』は所在地の登記所で取得でき、
その他は手持ちのものとなります。「全部事項証明書」の添付がない場合はコピーでも問題ありません。
また、『売買契約書』には入印紙の添付があるか必ず確認を行ってください。
これがないと罰金がかかってしまいますので、注意してください。
確定申告の流れとは
土地購入にかかってくる確定申告の全体像をご説明いたします。
大きく分けると4つの流れがあり、
- 各収入に応じて所得を計算
- 所得を合算し「所得控除」
- 税金の計算
- 税額控除
になります。
受け取った収入は分類分けをする必要があります。
必要経費を差し引いて所得を計算していきます。
次に、その所得を合計し除外額を差し引いていきます。
算出された金額に税率をかけて税金を計算していきます。
最後に税額を控除し控除後の税金を国に治めることになります。
土地購入では、税額控除で「住宅ローン控除」を受けることがあります。
一定の条件を満たすと受けられる控除で、10年の間控除を受けることができます。
ローン残高 × 1%
で計算し、上限40万円までキャッシュバックを受けることができるのです!
これが10年続きますので合計で400万円の控除を受けられるのでとっても嬉しいですね♪
最後に
「住宅ローン控除」を受けるためには、適用初年度に必ず確定申告を行う必要があります。
翌年以降は年末調整で計算されますので申告は不要となります。
「住宅ローン控除」を受ける際には条件がありますので、しっかり注意していきましょう。
分からないことは当社でしっかりとサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。