2021年6月22日

ケアマネジャーを選ぶコツ

ケアマネージャー
要介護となったときに、相談するケアマネージャー。
今回はケアマネジャーの選び方から面談でチェックすべきポイントをご紹介します。

ケアマネジャーとは

ケアマネジャーは、介護保険サービスを利用するときに、なくてはならない存在です。
正式名称は介護支援専門員といい、介護保険法に規定された専門職です。
要介護認定を受けた人が適切な介護サービスを利用するために、ケアマネジャーは介護サービス計画書(ケアプラン)を作成し、市区町村や実際に介護サービスを提供する事業者との連絡や調整を日々行い、利用者の介護サービス全体をマネジメントしています。
ケアマネージャー

ケアマネージャーの探し方

ケアマネジャーを探すには、まずは住んでいる市区町村の介護保険課、もしくは地域包括支援センターに行き、居宅介護支援事業所のリストあるいは「ハートページ」をもらいましょう。
これらには、介護居宅支援事業所の名称や所在地をはじめ、連絡先や受付時間、所属するケアマネジャーの人数、併設サービスなどさまざまな情報が記載されています。
その他にも、かかりつけ医に相談して医療との連携が得意なケアマネジャーを教えてもらったり、同じ地域で実際に介護サービスを利用している人たちの口コミを参考にしたり、友人や知人に介護業界で働いている人がいたら、どんなケアマネジャーがよいかのポイントを聞いたりするといいかもしれません。

ケアマネジャーを選ぶポイント

選ぶポイントは具体的に以下の通りです。

  • 話を親身になって聞いてくれること
  • 利用者本人と家族の両方に対して公平であること
  • 介護サービスの専門的な知識をもっていること
  • 納得できるケアプランを立てられること
  • 理解しやすい説明をしてくれること
  • 介護サービス以外の支援サービスについての知識があること
  • 守秘義務があることをきちんと説明してくれること
  • 電話がつながりやすいこと

人柄と能力
ケアマネジャーを選ぶポイントは、人柄と能力を見ることです。
なによりも信頼関係を築けそうな相手であることが重要です。

ケアマネジャーとの付き合い方

ケアマネジャーとうまくやっていくためには、利用者が自分の希望をケアマネジャーに具体的に伝えることが大切です。
「何となくわかってくれているはず」、「任せてしまえば大丈夫」という考えでは、適切な介護サービスを受けることは難しくなります。
ケアマネジャーには厳格な守秘義務がありますから、利用者の性格や生い立ち、苦手なこと、癖など多くの情報をケアマネジャーに伝えて、それらを知ってもらうことでよりよい介護サービスにつなげてもらいましょう。
なお、家族が遠方に住んでいる場合は、ケアマネジャーと電話でこまめに連絡を取り合うことが大切です。ケアマネジャーも離れている家族には利用者の状態を常に知ってもらいたいと思っています。
介護サービス

まとめ

介護サービスは利用者が望んでいる自立した生活を支えるためのものです。
うまく利用するためには、利用者と家族とケアマネジャーが一緒の目標を持って歩むことが大切です。
在宅での介護がスムーズにできるかどうかは、よいケアマネジャーが担当するかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。
介護