陽射しの強い真夏、外出する時には日焼け止めクリームや日傘でしっかり対策しているけれど、休日のお部屋や室内の職場では特に紫外線対策をしていない。
という方、多いのではないでしょうか。
実は紫外線にも種類があり、1年中降り注ぎ、お部屋の中までしっかり届いているものもあるのです。
今回はお部屋の中でも必要な紫外線対策を紹介します。
紫外線の種類
紫外線は波長によって、「UV-A」「UV-B」「UV-C」の3つに分類することができます。
・UV-A
真皮まで届いて肌の老化を進めるといわれています。急激な炎症を起こすことはありませんが、対策をせずに長期的に浴びるとシワやたるみの原因になるものです。
・UV-B
赤くなってヒリヒリする炎症を引き起こすもの。日焼け後にメラニンを増加させて、シミやそばかすの原因になるだけでなく角層の保湿力を低下させ、肌のカサつきやキメの乱れなどの悪影響をもたらします。
・UV-C
オゾン層で吸収されてしまうため、地上には到達しません。
窓ガラスを通過する紫外線は「UV-A」
紫外線の中でも「UV-B」は窓ガラスに吸収されますが、波長の長い「UV-A」は窓ガラスや薄いカーテンを透過して室内に入ってきます。
屋外の直射日光の紫外線を100%とすると、ガラス窓から80%ほど通過するため、対策が必要になります。
お部屋の紫外線対策
紫外線の室内への侵入を防ぐための対策をいくつか紹介します。
カーテンやブラインドをつける
カーテンやブラインドで、紫外線を反射あるいは吸収させることで、窓際で紫外線を遮り、室内への侵入を防ぎます。
UVカット加工のされたレースカーテンなら、日差しが遮られることがないため、部屋が暗くなることもありません。
直接日差しが差し込む時間帯に窓周辺で過ごす時は、なるべくカーテンを閉めるように心がけましょう。
窓ガラスに紫外線カットフィルムを貼る
窓に直接UV効果のあるフィルムを貼って紫外線をカットする商品があります。
商品にもよりますが、窓に貼るだけで97%以上の紫外線をカットできるのです。
ただし、賃貸住宅の場合にはそれらの行為が禁止されているかもしれませんので、一度管理会社に確認してみると良いでしょう。
部屋のレイアウトを変更する
1日の大半を部屋の中で過ごすのであれば、部屋のレイアウトによって浴びる紫外線の量が大きく影響します。
部屋の向きなどにもよりますが、昼間に直射日光が当たらない場所にソファやテーブルを配置するのが良いでしょう。
まとめ
自然光を取り入れて、明るく健康に暮らすための窓ですが、知らないうちに人体に有害な紫外線も室内に取り入れています。
ちょっとした工夫で紫外線から自分の身を守ることができるので、ぜひ取り入れてみてください。