新居に引越しをしたとき、近所への挨拶はした方がいいのでしょうか?
かつては、これからお世話になる近隣の方々へ引越しの挨拶をすることが礼儀とされていましたが、時代が変わった今、引越しの挨拶をしない人も増えてきています。
しかし、わずかでも顔を合わせたり言葉を交わしたりしていれば、何となく安心感が得られ、生活音などの近所トラブルも回避され、災害発生時には助け合うことができます。
今回は挨拶に行く範囲や時間帯などのマナーを解説します。
挨拶は引越しの前日または当日に
引越し当日は、引越しトラックが道路をふさいだり、荷物が建物の通路をふさいだり、作業時に騒音を立てたりと、何かとご近所に迷惑をかけてしまいがちです。そのため、可能な限り荷物の積み下ろし作業が始まる前までにご近所に挨拶を済ませておきましょう。もし前日に挨拶回りをすることが難しい場合は、搬入作業が始まる前でもいいので、近隣へ一言かけておくのが適切です。
また18時以降は先方が食事をしていたり、お風呂に入っていたりと迷惑になる可能性があり、挨拶のタイミングに適しません。また、翌日に挨拶をするときは、10時以降の朝の支度が一段落着いたタイミングを選びましょう。
引越しの挨拶回りをする近所の範囲
引越し先の新居で挨拶回りをする範囲は、近隣住民と生活をしていく中で係わりが生まれるエリアです。
戸建ては、向いの3軒と両隣に挨拶をしましょう。裏の家と隣接していたら裏の3軒にも挨拶をすると良いです。
マンションの場合は、上下と両隣の部屋に挨拶をしましょう。
大家さんや自治会長へも挨拶をすると相談しやすくなります。
一人暮らしの女性は引越しの挨拶をしない方がいい?
一人暮らしの女性の場合は、違う点で注意することがあります。わざわざ一人暮らしの女性であることを知らせるのは防犯上どうか?という心配があるからです。挨拶に行く側としては相手がどんな人なのか何もわからない状態で行くわけですから、緊張も伴います。そんな時は一人で行くことを避け、両親や兄弟と行くことをおすすめします。
引越し挨拶におすすめの手土産
引越しの挨拶に行く際は、手土産に500円~1,000円程度のプチギフトを持っていくのが基本です。
初対面の人からいきなり高価な商品を手渡されるのは相手に余計な気を遣わしてしまうため、粗品程度のギフトを用意しましょう。
最後に
挨拶のマナーや注意点をご紹介しました。
挨拶すべきか迷ったら、大家さんに相談し、近所にどのような人が住んでいるのかを確認して判断するといいでしょう。
もし引越し直後に形式ばった挨拶をしない場合にも、入居後に廊下やエレベーターで近所の人と顔を合わせた際に、会釈程度の挨拶はしておくことをおすすめします。
新生活をご近所との良いお付き合いの中で始められるように、ぜひ参考にしてください!