K-POPやハットグなど若い人を中心に、まだまだ韓国人気は衰えを見せません。K-POP憧れて韓国へ留学や生活の基盤を移す人の話もよく聞きます。
そこで今回は、韓国での賃貸事情をご紹介します。日本とはちょっと違ったシステムになっていますので、今後韓国で生活する機会がありましたら、ぜひ参考にしてみてください。
アパートはマンション
日本で「アパート」と聞くと、一般的に木造や鉄骨の2,3階建ての建物を想像するかと思います。しかし韓国で「アパート」というと、日本でいう「鉄筋コンクリート造のマンション」にあたります。
一人暮らし向けのアパートやマンションは「ワンルーム」や「オフィステル」などにあたります。
チョンセとウォルセ
日本で賃貸を借りる際は、敷金、礼金、前家賃などを納めるのが一般的ですが、韓国では保証金を納めます。日本では敷金に近い意味合いで、マンションの共用部の維持費や、退去時の修繕などに充てられるケースがほとんどです。しかし海外では契約終了と同時に、特に問題がなければ全額が返還されるものと認識されています。
チョンセ
チョンセとは契約時にまとまった保証金を納めて、退去時に全額返金するシステムです。まとまった金額を支払うことで、毎月の家賃を支払う必要ありません。そのため、実質無料に近い形でお部屋を借りることができます。
床を壊したなど、特に問題がなければ保証金は全額返金されるため、家主はどうやって儲けているのか気になりますよね。
実は借主から預かった保証金を、投資や銀行預金で運用し利益を出しています。
無料で借りれるメリットの一方で、契約時に大金を用意する必要があること、家主が保証金を払い戻されない場合があるなどのデメリットがあります。
また、韓国の預金金利が高水準で成り立っていた制度であり、最近では日本より利率はいいものの、低下しているため月々の家賃を支払う「ウォルセ」の物件が増えているようです。
ウォルセ
ウォルセは毎月決まった金額の家賃を支払う方法です。ウォルセも保証金を支払う必要があり、保証金の額が多いほど、毎月支払う家賃が少なく済みます。家賃の未払いがあった際は、保証金から充当されます。
契約に必要なもの
日本国内で外国人が賃貸を借りる場合、外国人登録や就労証明書などの書類が必要ですが、韓国の賃貸契約はパスポートのみとなります。印鑑やビザなども必要ありません。また契約金として保証金や家賃の一部が必要になりますので、お金も忘れずに用意しておきましょう。
他にも必要なものがないか、あらかじめ不動産会社に確認しておくとスムーズですね。
最後に
いかがでしたか？日本文化と近しいものを感じることがある韓国ですが、賃貸事情は独特ですね。
他にも入居してからの賃貸ルールや生活習慣なども、事前に調べておくといいですね。
