ここ数年、台風の大型化や集中豪雨などの被害が相次いでいます。自然災害は急に雨風が強くなったり、進行スピードが変わったり、予期せぬ事態を招くことがあります。
急に慌てなくて済むように、普段の準備や備えが大切です。
目次
普段から気を付けておくこと
家の外に物を置かない
ベランダや玄関ポーチに、自転車や植木鉢など飛んでいきそうなものは、風が強くなる前に固定したり屋内にしまいましょう。
排水溝や雨戸の点検をする
ベランダの排水溝にごみが溜まっていると、そこから浸水することがありますので、普段から掃除をして水はけを浴しておきましょう。また、雨戸やシャッターもいざという時に閉まらない、なんていうことがないように定期的に点検をするといいですね。
ハザードマップを確認する
いざ災害が起きたときにどこへ避難すればいいのか、また自分が住んでいる地域に災害の恐れがあるかなど、日ごろから確認をしておきましょう。国土交通省のハザードマップや各自治体の防災マップを参考に、避難経路や避難所を確認しておきましょう。
食料の備蓄や非常用品の準備
ライフラインが止まっても慌てないよう、水や食料品を備蓄しておきましょう。
- 飲料水:一日2~3L目安/人
- 非常食:レトルトご飯やアルファ米、ビスケット、チョコレート、麺類、缶詰など(3日分)
- 離乳食や介護食、ミルクなど
- 生活用水(お風呂に溜め水、ポリタンクなど)
- 多機能防災ラジオ、懐中電灯、ライター、マッチ、常備薬、貴重品など(持ち出し袋)
最近の非常食は昔に比べて、バリエーションも豊富で味も格段に美味しくなっています。それでも食べ慣れないものを口にするのに不安がある場合は、数か月に1~2回ほどストックを食べて味を確認してみてもいいですね。食べた分は都度補充することで、消費期限を気にしなくて済みます。
台風が接近したら
台風が接近や上陸したら、テレビやラジオで台風情報をこまめにチェックしましょう。
不要不急の外出は控える
台風が通り過ぎるまでは、可能な限り外出を控えましょう。
また、河川や用水路には絶対に近づかないこと。雨が降っていなくても、上流付近での雨で急激に増水する可能性があります。
雨戸やシャッターを閉め、飛来物からの窓ガラス割れを防ぎましょう。シャッターがない場合は、窓からできるだけ離れましょう。
山や斜面に面している部屋にはなるべく近づかない
マンションや家の裏が山や斜面の場合は、土砂崩れの危険があるので斜面とは反対側の部屋で過ごす方が安心ですね。
避難勧告に従う
各自治体から避難勧告が出たら、速やかに従いましょう。浸水が深く避難するのが困難な場合は無理をせず、2階やなるべく高い場所にある部屋に移動しましょう。
避難する際は、スニーカーなど動きやすい靴で移動しましょう。雨といえば長靴を思い浮かべますが、水深によっては長靴に水が浸入し、動きずらくなります。またサンダルは脱げたり、けがをする危険があるので避けましょう。
- 警戒レベル1
最新の気象情報に気を付けて、災害への心構えを高めましょう。 - 警戒レベル2
避難行動の確認が必要とされます。災害マップやハザードマップを活用し、避難場所や避難経路を確認しましょう。 - 警戒レベル3
避難準備・高齢者等避難開始の目安となります。小さいお子さんや高齢者のいるご家庭は避難を開始する判断をしましょう。 - 警戒レベル4
自治体が避難勧告を発令する目安となります。対象地域の方は速やかに避難を開始しましょう。 - 警戒レベル5
命を守るための最善の行動を。すでに災害が発生している状況です。
警戒レベルはあくまでも目安ですので、なるべく動けるうちに避難を始めましょう。
最後に
いかがでしたか?
台風から身を守るには、日ごろの準備と情報収集がとても大切です。
最近では公共交通機関が計画運休を発表するなど、社会全体で台風への対策が講じられています。
まだまだ台風が発生しやすい時期が続きますので、普段から防災意識を高めておくのが大切ですね。