2019年7月25日

UR賃貸のメリットデメリット

最近CMでもよく聞く「URであ~る」のフレーズ。UR賃貸ってご存知でしょうか?
UR賃貸とは、都市再生機構(UR都市機構)という独立行政法人が管理している賃貸住宅の事を言います。公的な賃貸住宅のため、申し込みの仕方や初期費用などが民間の賃貸住宅と少し異なる所があります。民間の賃貸とどう違うの?何がいいの?などUR賃貸のメリットデメリットについてご紹介します。

UR賃貸のメリット

初期費用が抑えられる


賃貸を契約する際に必要な初期費用は

  • 敷金(家賃1~3か月分)
  • 礼金(家賃1~3か月分)
  • 日割りの家賃と共益費
  • 仲介手数料
  • 火災保険

最近では敷金や礼金がない物件もありますが、やぱり多くの費用が掛かりますよね。
また、地域によっては契約更新ごとに更新料を支払う場合もありますよね。
しかしUR賃貸では

  • 敷金(家賃の2か月分)
  • 日割りの家賃と共益費

これだけでいいんです!
もちろん、更新料も不要!
また、物件によっては敷金を分割で支払えるプランもありますので、初期費用をぐっと抑えることが出来ます。
さらにUR賃貸からUR賃貸へ住み替えの場合は、なんと敷金を引き継ぐことが出来ますのでさらに負担が減りますね。
※民間の不動産会社でUR賃貸を契約する際には、仲介手数料が発生する場合がありますのでご注意ください。

原状回復が明確


近年退去時における費用のトラブルが多発して、裁判沙汰になった例も多くあります。どれくらい敷金が返ってくるのか、原状回復はどこまで?など民間の賃貸は曖昧な部分がありますよね。
その点UR賃貸は、借主が負担する内容が書類で具体的に明記されているので、不要なトラブルも避けられます。

契約の手間が少ない


賃貸を契約する際にネックになるのが「保証人」ですよね。保証人もしくは保証会社に書類を書いてもらったり、なんだかんだ手間がかかりますよね。UR賃貸は基準を満たせば、保証人不要なので書類の手間も省けますね。
また火災保険も任意なので、引越しが落ち着いてからじっくり選ぶこともできます。

敷地や部屋が広い、リノベーションされている


物件にもよりますが、民間よりも部屋が広く賃料も控えめに借りることが出来ます。中には公園や保育園、病院やスーパーがある物件もあり、子育てにはいい環境と言えます。
また、築年数の古い建物は近年リノベーションされていて、新築に負けないくらい綺麗になっています。無印やイケアとのコラボレーションもあり、若い人へのPRにもなっています。

UR賃貸のデメリット

部屋数に比例して家賃も高め

UR賃貸は部屋数や面積が家賃に反映されるため、家賃が高めに設定される傾向があります。
しかし契約時の初期費用控えめや、更新料がないことなど総合的に考えると、費用が安くなることもあります。
またURはキャンペーンや割引などを良くしています。

  • フリーレント(家賃が最大2ヵ月無料)
  • キャンペーン家賃
  • そのママ割
  • 子育て割
  • U35割
  • 近居割

など、他にも様々なキャンペーンが用意されていて、条件が合えば家賃がお手頃に借りることが出来ます。
※2019年7月時点

間取りや設備が古い

新築の場合は最新の設備や使い勝手のいい間取りになっていますが、古い物件ではエレベーターが無かったり、洗濯機の排水溝が無かったりすることも。部屋自体はメリットでも上げたように、リノベーションされ綺麗になっていますが、もともとの間取りやどうしても改変できない設備もありますので、内覧の際にしっかりチェックしましょう。

駅から遠い


駅から近い物件もありますが、都心近郊を開発してきた経緯から、駅から遠くバスを使用する物件も多くあります。

審査基準が厳しい部分がある


UR賃貸は契約時に保証人が不要ですが、その分入居審査が民間に比べてやや厳しめに設定されています。
基準月収額(家賃の4倍、または家賃が一定の額を超える物件は固定額)が決められていて、毎月の平均月収が基準月収を満たす必要があります。基準月収に満たない場合でも、家賃の一時払い(前払い)や貯蓄基準制度などがありますでの、申し込み時に確認してみるといいですね。

最後に

UR賃貸のメリット・デメリットをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
条件をクリアできれば、民間より費用がぐっと控えめになります。
ファミリー向けの物件が多いですが、単身向けのお部屋もありますので、気になる方はぜひUR賃貸のホームページをチェックしてみてください。