2018年11月29日

大阪万博開催決定!IR誘致も有利に?これからの不動産の動向は?

先日パリで行われた博覧会国際事務局総会で、2025年の万博開催国に大阪が選ばれました。
カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致に続き、55年ぶりに再び大阪の地で行われることになり注目されてきました。
大阪万博の前には2020年の東京オリンピックも控えており、前回行われた東京オリンピック、大阪万博のリバイバルとも言えますね。現在大阪ではホテルの建設ラッシュを迎えており、新たに民泊も増えてきています。万博が決まったことによって今後の不動産の動向はどうなるのか、少し推察してみましょう。

「負の遺産」夢洲がよみがえる?

大阪万博の会場となるのが此花区の「夢洲」。現在一部がコンテナターミナルとして使用されていますが、そのほとんどが空き地となっています。以前から色々使用計画などはあったのですが、いずれもすべて頓挫し「負の遺産」と呼ばれていました。
今回の万博決定に伴い、大阪メトロ中央線の延伸も予定されておりインフラ整備が一気に進んで「負の遺産」からの脱却が期待されています。

IR誘致も有利になる?

大阪万博の経済効果は約2兆円ともいわれていますが、以前から進められているIR誘致は年間1.1兆円と見込まれており、一過性の万博と違い長期的な経済効果が期待されています。
このIR誘致、大阪のほかにも全国の各自治体が名乗りをあげていますがまだ決定していません。しかし万博の開催が決定したことで大阪が認定される可能性が高まったともいえます。IR開催地も「夢洲」が予定されており、万博の跡地をそのまま利用する計画も可能性を後押しする一つかもしれませんね。

今後の不動産の動向は?

冒頭でもふれたように、現在大阪はホテルの建設ラッシュを迎えています。万博が開催される此花区やベイエリアはもちろん、市内でもあちこちにホテルが建設されています。外国人訪日客が増えたのも理由の一つですが、東京オリンピックから流れてくる観光客や万博、IR誘致を見越して今後も増えていくのではないでしょうか。
また、万博決定にともない不動産価格が上昇したという話も耳にします。IRが決定するとさらなる上昇も考えられます。特にベイエリアや延伸が決まっている沿線沿いなどは要注目です。不動産の購入や売却を検討しているなら、時期を見極めるのも大切ですね。

最後に

東京オリンピックまで2年、大阪万博までに7年、この間に大阪はもちろん、日本がどのようにさらなる発展を遂げるか楽しみですね。大阪が一番元気だった時代の象徴と言われた大阪万博、2025年に再び元気を取り戻せるかも注目ですね。